日本気象協会、国土交通省「ワンコイン浸水センサ実証実験」に参加 ~宮城県大崎市、埼玉県坂戸市、茨城県境町にセンサを設置~
Press Release
【訂正再発行】
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:渡邊 一洋、以下「日本気象協会」)は、国土交通省が実施する「ワンコイン浸水センサ(※)実証実験」に2023年度から参加し、IoTネットワークを活用した小型の浸水センサを宮城県大崎市、埼玉県坂戸市、茨城県境町の計9カ所に2023年7月から8月にかけて設置しましたのでお知らせします。2023年度末にかけて、各地点の浸水状況を監視します。
※小型・低コスト・長寿命により、多数の設置が可能で、地域における浸水状況を速やかに把握することが可能な浸水センサ

左:宮城県大崎市 中央:埼玉県坂戸市 右:茨城県境町
「ワンコイン浸水センサ実証実験」について
大雨による浸水被害や河川の氾濫が全国で頻発する中、自治体等は迅速な災害対応を行うため、地域における浸水状況を速やかに把握することが求められています。また、企業等においても、店舗や事業施設の適切な管理、サプライチェーンの維持などのために浸水状況を速やかに把握するなど、企業活動の維持のために必要な浸水データを入手することへのニーズが高まっています。
そこで国土交通省水管理・国土保全局は、リアルタイムに浸水状況を把握する仕組みの構築に向けて、国や自治体、民間企業等が浸水センサを設置し、国で浸水検知情報を集約するプラットフォームを整備するなど、浸水センサの特性や情報共有の有効性等を実証する「ワンコイン浸水センサ実証実験」を2022年に開始しました。日本気象協会は、浸水センサを設置・管理する民間企業として2023年度から参加しています。
日本気象協会の役割
日本気象協会は、実証実験のモデル地区のうち、宮城県大崎市、埼玉県坂戸市、茨城県境町において過去に浸水や堤防を越えて水があふれる越水(えっすい)が発生したことがある箇所を中心とした計9カ所に浸水センサを設置しました。現在は、浸水状況をリアルタイムに監視しています。
2023年度はワンコイン浸水センサの有効性を確認します。今後は、日本気象協会独自の気象予測と組み合わせ河川管理や流域治水、浸水対策を目的としたサービスの展開を目指します。
以上
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