日本気象協会「2024年 第5回台湾気象産業フォーラム」を共催 ~基調講演を行い、スマートデジタル時代の気象データとAI利活用の展望を共有~
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一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:渡邊 一洋、以下「日本気象協会」)は、台湾交通部中央気象署(Central Weather Administration、以下「CWA」)主催、社団法人台湾気候サービス連盟および財団法人中華経済研究院との共催で、「第5回台湾気象産業フォーラム(以下「本フォーラム」)」を2024年10月17日(木)[現地時間]に台北市内で開催しましたのでご報告します。
今年で5回目の開催となる本フォーラムは2020年に初開催され、気候変動への対策や気象データの産業での利活用を議論してきました。日本気象協会は昨年に続き本フォーラムへ共催参画し、「AIの力で進化する日本の天気予報とサービス」と題して事業戦略開発部長の森康彰が基調講演を行いました。
<シンポジウムの概要>
〇名称:第5回台湾気象産業フォーラム
〇テーマ:「スマートデジタル時代:AIと気候サービスの革新的な見通し」
〇開催日:2024年10月17日(木) 09:00~15:45 [現地時間]
〇開催地:台湾交通部中央気象署 B2 国際会議 (台北市中正区公園路 64 号)
〇主催:台湾交通部中央気象署(Central Weather Administration:CWA)
〇共催:社団法人台湾気候サービス連盟(Taiwan Climate Services Partnership:TCSP)財団法人中華経済研究院(Chung-Hua Institution for Economic Research:CIER)一般財団法人 日本気象協会(Japan Weather Association:JWA)
〇開催内容 :https://tcsp.tw/tw/forum/13
〇基調講演
09:15~10:05 呂正華(デジタル発展部産業署署長)スマートデジタル時代:AI と気候変動サービスのイノベーションの展望
10:15~11:05 呂国臣(中央気象署副署長)データとスマート化:中央気象署のAI将来設計図
11:15~12:05 森康彰(日本気象協会事業戦略開発部長)AIの力で進化する日本の天気予報とサービス
〇分科会
13:40~15:10
テーマI 強震緊急地震速報の新たな商機
テーマII スマート防災の新たな思考
テーマIII 気候適応の新たな展開
〇総括・閉幕
15:45
世界的な気候変動の影響やDX化の流れを受け、台湾でも企業の気候変動対策の促進や気象データを利用したDXでビジネスを加速する取り組みが進んでいます。日本気象協会は本フォーラムへの共催を通じて、これまでに日本で手掛けてきたさまざまな気象データ活用ビジネスの事例が、台湾での気候変動対策への取り組みや気象サービス市場の発展に貢献することを目指します。
<気象ビジネス分野での日本気象協会と台湾とのこれまでの取り組みについて>
・台湾気候サービス連盟(TCSP)との協力覚書(MOU)の締結(2024.4.16)https://www.jwa.or.jp/news/2024/04/22811/
・「2023年 第4回台湾気象産業フォーラム」を台湾交通部中央気象局らと共催(2023.8.31)
https://www.jwa.or.jp/news/2023/08/21109/
・日本のエネルギー分野における最新の気候変動緩和・適応サービスを紹介(2021.10.28)https://www.jwa.or.jp/news/2021/10/15003/
・「鳥類観測技術」で台湾の「洋上風力発電の鳥類事後調査業務」に参画(2020.5.27)https://www.jwa.or.jp/news/2020/05/9872/
・台湾の「Civil IoT Taiwanプログラム」推進チームと覚書、海外企業として初の参画(2019.4.11)
https://www.jwa.or.jp/news/2019/04/4223/
・日本で培った熱中症対策の知見を台湾に「コンセプト輸出」(2016.9.2)https://www.jwa.or.jp/news/2016/08/4626/
以上
PDFダウンロード:【日本気象協会からのお知らせ】2024年第5回台湾気象産業フォーラムを共催