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2014.08.04

今週末に台風第11号が西日本に接近の恐れ!~ 西日本の太平洋側では、土砂災害の危険性が高くなっています ~

本情報は2014年8月4日時点の予測資料から作成したものです。
最新の気象情報は、日本気象協会の天気予報専門サイトhttp://tenki.jp/ 等で確認下さい。

 一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区 会長:繩野克彦)は、2014年8月7日(木)以降に日本に接近する見込みの台風第11号に関する情報を発表します。非常に強い勢力の台風第11号は、7日(木)~8日(金)頃は沖縄付近、9日(土)以降は西日本(近畿~九州)に接近するおそれがあり、大雨や暴風など大荒れの天気に警戒が必要です。特に、台風第12号の影響で大雨となった四国地方は少しの雨でも土砂災害が起こりやすくなっているため、十分な警戒をお願いします。また、台風第11号による影響は今週末から来週前半まで及ぶ可能性もあるため、帰省や旅行を計画されている方は、今後の台風情報にご注意ください。

◇台風第11号の主なポイント(図1)
①台風縁辺の暖かく湿った南風で、西日本の太平洋側は台風接近前から大雨の恐れがある。特に、四国では台風第12号による1000mmを超える降雨で地盤が緩んでおり、少しの雨でも土砂災害が起こりやすく厳重な警戒が必要。
②日本付近の海水温が高く、台風が非常に強い勢力を保って接近するため、沖縄・奄美を中心に大荒れの天気が予想される。
③上空のジェット気流(強い偏西風)と離れているため台風の速度が非常に遅く、沖縄・奄美地方や西日本を中心に影響が長引く恐れがある。また、予想進路も変わりやすい。

【HP用】台風のポイント(T1411).png

図1 台風第11号の主なポイント

◇お盆の帰省や旅行に影響の可能性も
 非常に強い勢力の台風第11号は、4日(月)9時には中心気圧930hPaでフィリピンの東海上にあり、ゆっくりとした速度で北上しています。台風はこの後、7日(木)頃~8日(金)頃に非常に強い勢力を保ったまま沖縄付近に接近し、その後9日(土)以降は西日本に接近する可能性があります。

台風進路図(T1411).png

図2 台風の進路予想図(4日9時現在)

◇沖縄・奄美地方
 
台風の接近に伴い、7日(木)から9日(土)頃にかけて、激しい雨や立っていられない程の暴風、また沿岸部では高波・高潮が予想されます。7月の台風第8号に匹敵する影響が出る恐れもありますので、十分な警戒をお願いします。台風の速度が非常に遅いため、大荒れの天気が長時間に渡って続く恐れもあります。

◇西日本(近畿~九州)
 
9日(土)以降に接近する可能性があります。太平洋側の地域を中心に大雨や強風に警戒が必要となります。台風縁辺の暖かく湿った南風の影響で、台風が近づく前から大雨となる可能性もありますので、早い段階からの注意が必要です。土砂災害や河川の氾濫、家屋や道路の浸水などに注意し、大雨・洪水警報や土砂災害警戒情報などが発表された時は、早めの避難を心がけるようにしてください。また、山でのレジャーでは落雷や突然の強い雨などの天気の急変や、川の急な増水などに十分注意してください。
 なお、太平洋沿岸では台風からのうねりに伴う高波が予想されます。台風から離れた地域でも波が高くなりますので、海でのレジャーでは波浪・高潮に関する注警報などに注意し、高波が予想される場合は海岸付近には近づかないようにしてください。

◇東・北日本(北海道~東海・北陸)
 
前線の南下と台風からの温かく湿った風の影響で、局地的に大雨となる可能性もあります。7月の台風第8号でも、台風から離れた新潟県や山形県、福島県などで梅雨前線に伴う記録的大雨となり、各地で土砂災害や浸水害が発生しました。今回の台風も、台風から遠い地域でも大雨やそれに伴う災害の発生にご注意ください。


 今回の台風は、台風を動かす上空の風が弱いため、予想進路が大きく変わる可能性もあります。そのため、来週にかけて最新の台風情報や気象情報にご注意ください。大雨や強風などの影響は9日(土)以降、来週前半にかけて続く恐れがありますので、この頃に帰省や旅行を計画している方は特に今後の気象情報に十分注意し、台風の接近が予想される場合は無理せず行程を変更するなどしてください。

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