サービス・ソリューション

洋上風力発電向け 風況調査

ウィンドファーム認証取得のための高品質・高精度な洋上風況調査を実施します。

日本気象協会の洋上風況調査は、登録適合性確認機関※1によるウィンドファーム認証(WF認証、適合性確認)に適した風況調査をご提案し、地点選定からWF認証の取得まで一貫して支援するサービスです。
洋上風力発電事業を検討するにあたり、対象となる海域の洋上風況を正確に計測する必要があります。一方で、洋上風況調査は一般的に調査規模が大きいためデータの解析が膨大になること及び複雑な地形影響を考慮する必要があることから、これまでの調査経験や認証対応実績を基に適切かつ合理的な風況調査・解析手法を設定することが重要です。
日本気象協会は、洋上風況調査の基本となるデュアルスキャニングライダーによる観測(DSL観測)で約30件以上の実績(2024年9月末時点、対応中も含む)を有しており、フローティングライダーシステムによる観測(FLS観測)も含めて豊富な調査実績があります。鉛直ライダー(VL)及び風況観測マスト(MM)も含めた観測業務だけでなく、地点選定といった調査計画立案からWF認証取得に必要な解析や分科会対応まで一貫した支援を行います。
※1:一般財団法人日本海事協会(ClassNK), ビューローベリタスジャパン株式会社

図1

サービス内容

〇風況調査(DSL観測・FLS観測)
DSL観測及びFLS観測ではデータ取得率が非常に重要※2であり、日本気象協会では独自の遠隔監視システム等を構築し、機器の状態を常時監視することで高取得率を維持するように日々努めています。また、多くのSL・VLを保有していることに加え、国内各地の支社・支店に現地対応者を配置しているため、不具合が発生した場合は速やかに対応し、調査を再開可能です。
日本気象協会で取得したデータがWF認証で可用と判断され、WF認証を通過した実績も有しています。

※2:洋上風況観測ガイドブック(2023年3月 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)ではDSL観測及びFLS観測のデータに加え、VL及びMMのデータを用いた補完後の有効データ率は95%以上必要としています。

洋上風況調査の全体像

DSL観測とFLS観測

※3:長崎海洋産業クラスター形成推進協議会(NaMICPA)より写真提供

〇むつ小川原洋上風況観測試験サイトの利用
スキャニングライダーなどのリモートセンシング機器を用いた調査を行う際、事前の精度検証が必要です。日本気象協会はむつ小川原洋上風況観測試験サイトの運営※4にも携わっています。
※4:詳細は関連ページ:https://www.jwa.or.jp/news/2024/07/23327/をご覧ください。

 

〇むつ小川原洋上風況観測試験サイトの利用

〇調査計画の立案段階から対応
洋上風況調査では「洋上風況観測ガイドブック」(NEDO)に準拠することが必要です。日本気象協会では調査地点を決める計画段階から登録適合性確認機関によるWF認証取得まで、一貫して支援します。

〇調査計画の立案段階から対応

対応可能な風況観測装置

  • 風況観測マスト(MM:Meteorological Mast)
  • 鉛直ライダー(VL:Vertical LiDAR)
  • シングルスキャニングライダー(SSL:Single Scanning LiDAR)
  • デュアルスキャニングライダー(DSL:Dual Scanning LiDAR)
  • フローティングライダーシステム(FLS:Floating LiDAR System)

特徴

  • WF認証取得に向けた風況調査について、調査計画から認証対応まで一貫して対応
  • 多くの観測機材(SL・VL)の保有
  • 登録適合性確認機関によるWF認証サイト条件評価(風条件)の通過実績あり

用途

  • 洋上風力発電施設設置に向けた風況調査
  • 洋上風力発電施設設置に向けた認証取得

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