日本気象協会、NEDO公募「洋上風況マップ改定に向けた仕様策定のための調査」に採択
Press Release
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:渡邊 一洋、以下「日本気象協会」)は2024年6月27日(木)、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が公募した「洋上風況マップ改定に向けた仕様策定のための調査」(以下「本調査」)に採択されましたのでお知らせします。
本調査では、業界のニーズに対応した洋上風況マップ(以下「NeoWins」)(注1)の改定を実現するため、ニーズ把握のための調査や、マップの構成要素の検討に取り組みます。日本気象協会は本調査を通じて、わが国の再生可能エネルギーの更なる導入拡大に貢献していきます。
本調査の期間 2024年6月~11月(予定)
※採択に関する詳細 https://www.nedo.go.jp/koubo/FF3_100397.html
■本調査にいたる背景
NEDOが2017年に公開したNeoWinsは、高精度のシミュレーションから得られる風況情報に加えて、水深、海底地質などの自然環境情報、港湾区域、航路等の社会環境情報など、洋上風力発電を計画する上で必要な種々の情報を一元化した「洋上風況マップ」システムです。またこれに先駆けてNEDOは2003年に陸上風況マップ(「局所風況マップ」)(注2)も公開しています。NeoWinsと局所風況マップは公開以降、洋上・陸上におけるウィンドファームの適地選定などに大きな役割を果たしています。
その後、風車の大型化や、海域に関する各種の制度・法律の整備などが進み、洋上風力発電を取り巻く環境はNeoWins公開時点から大きく変化しています。より高高度や沖合を含んだ詳細なマップの必要性が高まるなど、最新の情勢・業界ニーズに即したマップの改定が求められています。
このような背景を踏まえ、日本気象協会は本調査にて、洋上風況マップと陸上風況マップの統合も見据えつつ、風力発電の一層の導入拡大に資する風況マップの仕様を整理します。
(注1)NeoWinsの詳細:https://appwdc1.infoc.nedo.go.jp/Nedo_Webgis/top.html
(注2)局所風況マップの詳細:https://appraw1.infoc.nedo.go.jp/nedo/index.html
<ご参考>日本気象協会の風力発電関連サービス
・風力発電に関するコンサルティングサービス:
https://www.jwa.or.jp/service/energy-management/wind-power-01/
・洋上風況推定シミュレーション:
https://www.jwa.or.jp/service/energy-management/wind-power-04/
・洋上風力設計のための海象調査解析:
https://www.jwa.or.jp/service/energy-management/wind-power-03/
・洋上風力事業者向け気象海象予測:
https://www.jwa.or.jp/service/energy-management/wind-power-05/
・風力発電出力予測サービス SYNFOS-wind:
https://www.jwa.or.jp/service/energy-management/wind-power-02/
・エネルギー事業者向け総合APIサービス ENeAPI:
https://www.jwa.or.jp/service/energy-management/solar-power-06/
・エネルギー事業者向け雷監視・予測サービス:
https://www.jwa.or.jp/service/weather-risk-management/lightning-protection-01/
・風力発電のバードストライク監視サービス「鳥類監視システム」:
https://www.jwa.or.jp/service/energy-management/assessment-04/
以上