日本気象協会、年末年始の天気傾向を発表 ~年末年始は日本海側で大雪に注意!~
Press Release
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川 裕己、以下「日本気象協会」)は、2017年から2018年の年末年始(2017年12月29日(金)頃から2018年1月3日(水)頃)の天気傾向に関する情報を発表します。
◇年末年始(12月29日頃~1月3日頃)の天気傾向
● 日本海側は寒気の影響で雪や雨の日が多く、山沿いを中心に大雪の恐れ
● 奄美・沖縄は曇りや雨の日が続く見込み
● 太平洋側の地域は晴れる日が多いが季節風が強い見込み |
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年末年始(12月29日頃~1月3日頃)の日本付近は、冬型の気圧配置となる日が多く寒気の影響を受けやすい見込みです。
北海道から九州の太平洋側は、関東以西を中心に晴れる日が多いですが季節風が強いでしょう。気温は北日本太平洋側では平年より低く、関東以西では平年並みの見込みです。
北海道から九州の日本海側は、寒気の影響で雪や雨の降る日が多く、山沿いを中心に大雪となる恐れがあります。帰省やUターンなどの際は、交通情報で雪による通行規制の有無を確認してください。
一方、奄美・沖縄では曇りや雨の日が多く、気温は平年並みで経過するでしょう。
【各地域の天候のポイント】
◇北海道~九州の日本海側
・雪や雨の降る日が多く、山沿いを中心に大雪の恐れがあります。
・気温は北陸より北は平年より低く、特に北日本では厳しい寒さとなるでしょう。近畿から九州は平年並みの見込みです。
◇北海道~九州の太平洋側
・晴れる日が多いですが季節風が強いでしょう。
・気温は北日本で平年より低く関東以西では平年並みの見込みです。
・火災の起こりやすい気象条件が続くため、火の取り扱いには十分ご注意ください。
◇奄美・沖縄(南西諸島)
・曇りや雨の日が多く、ぐずついた天気となるでしょう。
・気温は平年並みの見込みです。
本情報は2017年12月12日時点の予測資料から作成したものです。最新の気象情報は 日本気象協会の天気予報専門メディア「tenki.jp」http://www.tenki.jp/ でご確認ください。 |
参考情報
気象用語の解説
季節風:季節によって特有な風向を持つ風のことで、「モンスーン」ともいう。一般的には冬型の気圧配置のときに吹く北西の風など、空間的にスケールの大きな風である。季節により方向が変わる風(季節風)が吹く地方は地球上で限られている。
北日本:北海道、東北地方。
東日本:関東甲信、北陸、東海地方。
西日本:近畿、中国、四国、九州北部地方、九州南部。
平年:1981~2010年の平均値。
以上
PDFダウンロード:【日本気象協会発表】年末年始の天気傾向(2017-2018)_