日射量・太陽光発電出力予測APIを提供開始 ~任意地点の予測情報をAPIで容易に取得可能に ~
Press Release
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太、以下「日本気象協会」)は、「日射量・太陽光発電出力予測API(※1)」の提供を2020年8月6日(木)から開始します。
日射量・太陽光発電出力予測APIは、任意地点の日射量・太陽光発電出力予測情報を容易に取得可能なAPIです。太陽光発電事業者や発電バランシンググループ(※2)、アグリゲーター(※3)などによる正確な発電販売計画の作成支援をはじめ、幅広い分野で活用いただけます。
予測情報のリアルタイム配信にあたり、これまでは予測対象となる太陽光発電設備の諸条件をお客さまから事前にご提供いただいた上で、日本気象協会にて任意地点の値に変換して提供するオンライン配信を主に採用していました。このたび、オンライン配信に加えて日射量・太陽光発電出力予測APIの提供を開始することにより、太陽光発電設備の諸条件をお客さま側で設定し、任意地点の日射量・太陽光発電出力予測情報を容易に取得することも可能になります。
日本気象協会では、太陽光発電や風力発電などの分散型エネルギーリソースの普及および利活用促進を支援するため、今後もサービス拡充に努めてまいります。

1. 日射量・太陽光発電出力予測APIの特徴
・任意地点の予測情報提供(郵便番号、緯度経度、施設情報などから地点設定が可能)
・お客さまの利用スケジュールに合わせた予測情報提供
・さまざまな予測・推定情報を提供可能
– 日射量予測に特化した独自気象モデル「SYNFOS-solar」による高精度な予測情報
– 気象庁の全球モデル(GSM)やメソモデル(MSM)を利用した予測情報
– 日射量の推定情報(アメダス推定日射量)
– 太陽光発電出力の算出に必要な気温予測情報
2. サービス内容

3. APIの概要
API方式 | REST API |
認証方式 | APIキーによる認証 |
リクエスト | HTTP-GET |
レスポンスデータのフォーマット | json形式またはcsv形式 |
4. 本サービス開始日
2020年8月6日(木)
5. 日射量・太陽光発電出力予測APIに関するお問い合わせ(法人向け)
日本気象協会 環境・エネルギー事業部 営業課
Tel:03-5958-8142 Mail:ke-eigyo_kankyo@jwa.or.jp
*報道関係の方は日本気象協会 広報室までお問い合わせください。
※1 API・・・Application Programming Interfaceの略。外部システムとの連携を容易にするためのプログラムやインターフェース。
※2 バランシンググループ・・・幹事となる新電力事業者が複数の新電力事業者をとりまとめ、グループ内でインバランス(計画した需要量と発電量の差)の融通、電源調達を行うことで、小売り電気事業の調達・需給管理業務の効率化を提供する機能。
※3 アグリゲーター・・・需要家エネルギーリソースや分散型エネルギーリソースを統合制御する事業者。
※4 PCS・・・Power Conditioning Systemの略。太陽光パネルで発電した電力を、家庭などで利用可能な電力に変換する機器。パワーコンディショナーとも呼ばれる。
リンク:
日射量・太陽光発電出力予測 SYNFOS-solar
https://www.jwa.or.jp/service/energy-management/solar-power-05/
アメダス推定日射量
https://www.jwa.or.jp/service/energy-management/solar-power-02/
以上
PDFダウンロード:【日本気象協会報道発表】 日射量・太陽光発電出力予測のAPIを提供開始_