日本気象協会 「電力需要予測の高度化等に関する特設窓口」を設置
Press Release
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太、以下「日本気象協会」)は電力事業者向け「電力需要予測の高度化等に関する特設窓口」を2021年1月22日(金)に設置します。2020年末から日本国内での電力需給が逼迫している社会状況を受け、電力事業者からのご相談や問合せが大変増えていることから、専用の特設窓口にてご対応します。
日本気象協会では、2020年10月以降、専門紙でのコラム掲載や電力需要予測サービスを利用いただいている電力事業者へのコンサルティングを通じて「2018年冬と同程度の厳冬の可能性」の見通しに加えて、以下のリスクとヘッジ策をお伝えしてきました。
- 厳寒に伴う電力需要の増加
- 降雪に伴う太陽光発電出力の低下
- 需給逼迫に起因する電力取引市場価格の高騰
日本気象協会のコンサルティングによって今冬の電力需給逼迫や電力取引市場高騰のリスクの一部をヘッジすることができた電力事業者もあります。一方で、インバランス料金単価が高止まりしている背景などから、日本気象協会の電力需要予測サービスや、今後の電源調達計画、気象の見通しに関するお問合せが大変増えてきている状況となっています。
この状況を受け、日本気象協会では、電力需要予測の高度化等に関する電力事業者からのご相談やサービス問合せを受け付ける特設窓口を設置することにしました。日本気象協会は電力需要予測の高度化等により、電力事業者のエネルギー事業の継続と発展、電力取引市場のさらなる活性化に貢献していきます。
■電力需要予測の高度化等に関する特設窓口
(電力事業者向けご相談・お問合せ窓口)
日本気象協会 環境・エネルギー事業部 営業課
Mail:ke-eigyo_kankyo@jwa.or.jp
※お問い合わせには営業時間内に対応させていただきます。
※報道関係の方は日本気象協会 広報室までお問い合わせください。
■日本気象協会の電力需要予測関連サービスについて
・電力需要予測
https://www.jwa.or.jp/service/weather-and-data/weather-and-data-02/
<クラウド版電力需要予測システム>
主に新電力会社を対象とした電力需要予測システムサービスです。クラウドサーバ上で電力需要量を予測し、予測データをオンラインで提供するシステムです。「気象予報士のノウハウ」と「人工知能(AI)・機械学習の解析技術」を用いて構築した予測モデルによって電力需要量を予測しています。リアルタイムで受領した電力需要実績と契約電力のデータに、日本気象協会の独自気象予測データ(全国各地の気温や日射量など)を組み合わせることによって、高い予測精度を実現しました。
<オンプレミス版電力需要予測システム>
主に大手電力会社を対象として、多機能かつ高精度な電力需要予測システムを構築・運用しています。高精度の気象予測データの提供から大手電力会社の大規模システムと連携したシステム構築まで、ワンストップで提供します。
・エネルギー需要変動解析
https://www.jwa.or.jp/service/weather-and-data/weather-and-data-05/
豊富な専門知識を持つ気象のプロが気象ビッグデータ解析技術を活用し、エネルギー需要と気象の関係を解析するサービスです。電力、ガス、熱などのエネルギー需要に対し、多様な需要家の需要データと気象データを分析し、変動特性を解析します。この結果は、需要家ポートフォリオの検討や需要予測業務の効率化に利用いただけます。
以上
PDFダウンロード:【日本気象協会報道発表】電力需要予測の高度化等に関する特設窓口を設置_