「トクする!防災」(R)が各地の防災イベントにて 「ローリングストック」実践の啓発活動を推進 ~乳幼児ママ・プレママの備蓄・防災に関するアンケート調査では ローリングストックの実践は2割にとどまる~
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9月は防災月間です。一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太、以下「日本気象協会」)が推進する「トクする!防災」プロジェクトは、複数の協力自治体での防災イベントにてブース出展を行い、生活者に対して改めて普段の備えの大切さや「ローリングストック」の実践について啓発を進めていますのでお知らせします。
「ローリングストック」とは
「トクする!防災」プロジェクトは、非常時専用の食品だけを備蓄するのではなく、普段から食べている食材を多めに買っておき、食べたら買い足す「ローリングストック」の実践を推進しています。ポイントは、食べた分は必ず補充することです。「ローリングストック」で備蓄できる食材の範囲は広く、食事の配慮が必要な場合でも、普段から食べ慣れた食事を備蓄することができます。家族ひとりひとりに合わせた食品を準備しておくことが、家族の健康や命を守ることにつながります。「ローリングストック」は、食料だけでなく日常で使用する生活用品(ウェットティッシュ、カセットボンベ、乾電池、使い捨てカイロなど)にも応用できます。

協力自治体の防災イベントに参加
「トクする!防災」プロジェクトは、2019年8月31日に東京都板橋区「防災フェア」、9月1日には新宿区「しんじゅく防災フェスタ2019」、福岡県大牟田市「大牟田市防災総合訓練」にブース出展しました。「トクする!防災」プロジェクトは、今後も「備蓄・ローリングストックの実践」をテーマに、さらなる防災啓発活動を推進します。
![]() | ●板橋区「防災フェア」 場所:旧板橋区立高島第七小学校 日時:2019年8月31日(土)9:30~12:30 参加人数:約380人 はしご車搭乗体験や、特殊救急車(スーパーアンビュランス)の展示等があり、地域の方やファミリーでの参加など、多くの方が集まりました。「トクする!防災」プロジェクトのブースでは、防災グッズがあたる抽選会のほかに、乳幼児用液体ミルク「明治ほほえみ らくらくミルク」の紹介も行いました。 |
![]() | ●新宿区「しんじゅく防災フェスタ2019」 場所:東京都立戸山公園(大久保地区)及び新宿スポーツセンター 日時:2019年9月1日(日)11:00~16:00 参加人数:約720人 会場ではステージイベントやワークショップなど豊富なプログラムが催され、来場者が途切れる事なく賑わいました。「トクする!防災」プロジェクトのブースでは、抽選会、明治ほほえみ らくらくミルクの紹介、クリクラのウォーターサーバーでのお水の試飲、アルファー食品のアルファ化米の試食を実施しました。 |
![]() | ●福岡県大牟田市「令和元年度 大牟田市総合防災訓練」 場所:イオンモール大牟田店 日時:2019年9月1日(日)10:00~12:00 参加人数:約200人 ショッピングセンターで開催し、2時間で賞品が全て無くなるほどの盛況ぶりでした。防災カードの作成や抽選会を通じて、多くの方に防災や日頃からの備えの重要性を再確認していただきました。 |
乳幼児ママ・プレママの備蓄・防災に関するアンケート調査
株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)と「トクする!防災」プロジェクトは、日本全国の乳幼児ママ(末子年齢が2歳未満)・プレママ(第一子妊娠中)465人を対象として、備蓄・防災意識に関するアンケート調査を実施しました。今回の調査は、「トクする!防災」プロジェクトと明治が連携して推進している、主に乳幼児のいる家族に向けた防災意識啓発活動「明治 ほほえみ防災プロジェクト」の一環として行ったものです。調査結果は、明治 ほほえみ防災プロジェクト「ママと赤ちゃんの防災サイト」で公開しています。https://www.meiji.co.jp/baby/milk-stock/report/
結果サマリー
・「ローリングストック」はまだまだ浸透が進んでおらず、3割の認知、2割の実践
・乳幼児ママ・プレママのうち災害時に必要とされる“3日分”の備蓄は8割以上が「できていない」
・災害時の備えができていない乳幼児ママ・プレママが8割以上。「備えができている」は18.5%どまりに
・災害時の乳幼児の栄養について、約8割のママが準備が出来ていないことが判明
・自宅周辺の指定避難場所、約3分の1は把握していないと回答
調査概要
調査時期:2019年8月5日(月)~8月7日(水)
調査手法:インターネットアンケート調査
調査対象者条件:
①20代から40代の女性 かつ、
②日本全国在住の第一子妊娠中、または末子年齢が2歳未満の女性 であること
有効回答数:
「第一子妊娠中の女性」「末子年齢が1歳未満の女性」「末子年齢が1歳以上2歳未満の女性」
各155名ずつの計465名
① 浸透が進んでいない「ローリングストック」の認知状況
ローリングストックの意味を知っていた人は全体の21.5%、「言葉は聞いたことがある」まで合わせても、どの層でもおよそ3割程度という結果になりました。またローリングストックを「実践していますか」という問いには全体の20.6%、「過去に実践していたが今はやっていない」を含めても3割に届いていませんでした。


② 乳幼児ママ・プレママのうち災害時に必要とされる“3日分”の備蓄(災害用備蓄)は多数が 「できていない」
「あまりできていない」「まったくできていない」を合わせると85.4%が3日分の備蓄に足りていないと回答しました。昨年「トクする!防災」プロジェクトが独自に実施したアンケート調査(20代~40代の女性、n=600)結果においても、約8割の人が出来ていない結果でした。乳幼児ママ・プレママに絞った調査でも結果に変化はなく、3日分の備蓄量が足りていない現状が続いている事が明らかになりました。


③災害時の備えができていない乳幼児ママ・プレママが多数。「備えができている」は18.5%どまりに
「大規模災害を想定した準備・対策を行えているか」との問いに「まったくできていない」「あまりできていない」という回答が81.5%と、多数のママ・プレママが災害への備えが出来ていないという現状が明らかになりました。

④災害時の乳児の栄養を守る「粉ミルク」類、災害備蓄率は約2割
末子0~1歳未満の乳児を持つママが「災害時の備蓄用」にどの程度乳幼児用品を備蓄しているかについては、「粉ミルク(缶入り)」(1.9%)、 「粉ミルク(キューブ型)」(10.3%)、 「液体ミルク」(9.7%)と、災害時の乳児の「栄養の備え」についても多くのママが出来ていないようです。

⑤自宅周辺の指定避難場所、約3分の1は把握していない
職場自宅周辺の指定避難場所を把握しているかを尋ねたところ、32.9%が「知らない」と回答。職場周辺の避難場所となると、約3分の2が「知らない」と回答しました。ただし、調査対象者である乳幼児ママ・プレママには、産休育休中の方も多く含まれることもこの結果の要因であるとも考えられます。


「トクする!防災」プロジェクトとは
「トクする!防災」プロジェクトは、日本気象協会が推進する、“必要だとは思っているけれど、なかなか実践できない防災アクション”に対し、ちょっとしたおトク感や気軽さをプラスする取り組みです。日頃から防災対策への興味、関心を高め、最終的に自分や家族の身を守ることができる備えをしながら、安心につなげていくことを目指しています。
公式ウェブサイト https://tokusuru-bosai.jp/

・製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
PDFダウンロード: 【日本気象協会からのお知らせ】防災イベントにて「ローリングストック」実践の啓発活動を推進