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電力需要予測サービス、業種別・契約プラン別の予測に対応 ~新機能により、需要予測誤差が最大4割改善~
Press Release

一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太、以下「日本気象協会」)は、人工知能(AI)を活用した「電力需要予測サービス」に、業種別・契約プラン別の電力需要を予測する新機能を追加し、2020年8月12日(水)から提供を開始します。
今回の電力需要予測サービスの機能追加では、従来の電圧別予測に加え、新たに「業種別予測」「契約プラン別予測」に対応します。「業種別予測」は、工場・オフィスビル・一般家庭などの業種別に、「契約プラン別予測」は、従量電灯・低圧電力・業務用電力などの契約プラン別に、需要変動パターンを分析した電力需要予測を行います。業種別や契約プラン別に電力需要予測を行うことにより、誤差要因の特定や手法改良へのフィードバックが容易となり、需要予測誤差が最大4割改善した事例もあります。

新電力会社や大手電力会社(みなし小売電気事業者1)による日々の需給計画作成では、業種別に電力需要予測を行い、予測精度を高めることが重要です。今回拡充した新機能は、需要家全体のインバランスリスク2の低減はもちろん、コロナ禍の影響3を考慮した需要家ポートフォリオ4見直しの判断にも活用いただけます。

図 電力需要予測サービスの業種別予測のイメージ
図 電力需要予測サービスの業種別予測のイメージ

日本気象協会の電力需要予測サービスは、大手電力会社や新電力会社(丸紅新電力株式会社様、シン・エナジー株式会社様など)に利用いただいており、2020年8月現在、数十件を超える導入実績を持ちます。数多くの導入実績を元に予測ロジックを改良し続けることにより、継続的な予測精度向上を実現しています。
今後、インバランス料金制度の見直しやスマートメーターの完全普及を見据え、日本気象協会は電力需要予測サービスのさらなる機能拡充やサービス強化を実施し、国内外のエネルギー事業者の需給管理業務を支援していきます。

1. 新機能の内容

・業種別予測
工場・オフィスビル・一般家庭など、業種別の需要家グループ単位での電力需要予測

・契約プラン別予測
従量電灯・低圧電力・業務用電力など、契約プラン別の需要家グループ単位での電力需要予測

2. 新機能の提供開始日

2020年8月12日(水)

3. 電力需要予測サービスの内容

電力需要予測サービスの内容

4. 電力需要予測サービスに関するお問い合わせ(法人向け)

日本気象協会 環境・エネルギー事業部 営業課
Tel:03-5958-8142 Mail:ke-eigyo_kankyo@jwa.or.jp
*報道関係の方は日本気象協会 広報室までお問い合わせください。

 

 

 

※1 みなし小売電気事業者
旧一般電気事業者の小売部門。

※2 インバランスリスク
小売電気事業者による需要計画値と需要実績値との差が、一般送配電事業者によって清算されることで発生するペナルティ料金。

※3コロナ禍の影響
エネルギー需要分析レポートVol.1 気象のプロが見る電力需要への新型コロナの影響
~電力需要は通常時の約10%減~(2020/6/25日本気象協会お知らせ)
https://www.jwa.or.jp/news/2020/06/10130/

エネルギー需要分析レポートVol.2 気象のプロが見る電力需要への新型コロナの影響
~緊急事態宣言解除後、全エリアで電力需要は増加傾向~(2020/7/20日本気象協会お知らせ)
https://www.jwa.or.jp/news/2020/07/10447/

※4 需要家ポートフォリオ
小売電気事業者の電力供給先である需要家の組み合わせ。小売電気事業者は、業種や契約プランなどの属性が異なる需要家を最適に組み合わせることで、電力需要変動の平準化や電力調達コストの削減を図る。

 

以上

PDFダウンロード:【日本気象協会報道発表】電力需要予測サービス、業種別・契約プラン別の予測に対応_

参考情報

日本気象協会の電力需要予測関連サービスのご紹介

・電力需要予測
https://www.jwa.or.jp/service/weather-and-data/weather-and-data-02/

<クラウド版電力需要予測システム>
主に新電力会社を対象とした電力需要予測システムサービスです。クラウドサーバ上で電力需要量を予測し、予測データをオンラインで提供するシステムです。「気象予報士のノウハウ」と「人工知能(AI)・機械学習の解析技術」を用いて構築した予測モデルによって電力需要量を予測しています。リアルタイムで受領した電力需要実績と契約電力のデータに、日本気象協会の独自気象予測データ(全国各地の気温や日射量など)を組み合わせることによって、高い予測精度を実現しました。
<オンプレミス版電力需要予測システム>
主に大手電力会社を対象として、多機能かつ高精度な電力需要予測システムを構築・運用しています。高精度の気象予測データの提供から大手電力会社の大規模システムと連携したシステム構築まで、ワンストップで提供します。

・エネルギー需要変動解析
https://www.jwa.or.jp/service/weather-and-data/weather-and-data-05/

豊富な専門知識を持つ気象のプロが気象ビッグデータ解析技術を活用し、エネルギー需要と気象の関係を解析するサービスです。電力、ガス、熱などのエネルギー需要に対し、多様な需要家の需要データと気象データを分析し、変動特性を解析します。この結果は、需要家ポートフォリオの検討や需要予測業務の効率化に利用いただけます。

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