エネルギー事業者向け総合APIサービス ENeAPI
Services
エネルギー事業の幅広い分野で活用可能な推定・予測情報をAPIでご提供します。
「ENeAPI(エネエーピーアイ)」は、任意地点の気象推定・予測情報を容易に取得可能な総合APIサービスです。太陽光・風力をはじめとした発電事業や小売電気事業、発電・蓄電設備などの分散型エネルギーリソースを対象としたエネルギーマネジメントやO&M事業(※1)など、エネルギー事業の幅広い分野でご利用いただけます。「ENeAPI」は以下の4つのサービスから構成されています。
・太陽光発電事業者向け「太陽光API」
・風力発電事業者向け「風力API」
・エネルギーマネジメント事業者向け「エネマネAPI」
・分散型エネルギーリソース保有者および運用管理事業者向け「リスク情報API」


サービス内容
ENeAPIの主なサービス内容は以下のとおりです(★は日本気象協会独自情報)。各コンテンツの詳細については、下記ページもご参照ください。
・日射量・太陽光発電出力予測 SYNFOS-solar
・ひまわり8・9号による日射量推定サービス SOLASAT 9-Now
・ひまわり8・9号による日射量予測サービス SOLASAT 9-Nowcast
・アメダス推定日射量
・電力需要予測
・プライス予測(電力取引価格予測)

*1 発電出力変換のため、発電設備仕様等の情報が必要となります。
*2 日本気象協会が所有する日射量推定値(SOLASAT 9-Now)による予測値の逐次補正機能がご利用可能です。また、お客さま側で取得している現地気象観測値や太陽光発電出力実績値による補正も可能です(オプション機能)。
*3 気象庁モデルによる情報です。
●APIの概要
API方式 | REST API |
認証方式 | APIキーによる認証 |
リクエスト | HTTP-GET |
レスポンスデータのフォーマット | json形式またはcsv形式*1 |
*1 一部の情報については、json形式での提供に限られる場合があります。
特徴
・ 任意地点の予測情報提供(郵便番号、緯度経度、施設情報などから地点設定が可能)
・ お客さまの利用スケジュールに合わせた予測情報提供
・ エネルギー事業の幅広い分野で活用可能な予測・推定情報を提供可能
用途
・再エネ(太陽光・風力など)発電事業者や発電バランシンググループ(※2)、アグリゲーター(※3)などによる高精度な発電販売計画の作成支援
・小売電気事業者による経済的な電力調達計画の作成支援
・卒FIT世帯(※4)を対象とした余剰電力の活用推進
(蓄電池と組み合わせた自家消費の推進、余剰電力の予測支援など)
・再エネ発電設備や蓄電池、電気自動車(EV)などと組み合わせたEMS、VPP、ZEH等の運用支援
・再エネ発電を利用した自己託送によるRE100の達成支援
・個々の工場・ビル・住宅から、マイクログリッド、スマートシティ、さらには電力エリア単位までの高度なエネルギーマネジメントの実現
・洋上風力発電の事前調査や環境アセスメントに伴う海上・海中作業の実施可否判断
・洋上風力発電設備のメンテナンスをはじめとする海上・海中作業の計画立案
・発電・蓄電設備等の維持・管理、およびレジリエンス(※5)の確保
FAQ
1. 申し込みから利用開始までの手続きを教えてください。
>お見積り内容をご承諾いただいた後、担当者より申込書と利用規約をお送りします。申込書の返送・受理後およそ10営業日以内に、アクセス情報を発行いたします。申込書に記載した利用開始日以降、お送りしたアクセス情報をもとに本サービスをご利用いただけます。
2. 価格を教えてください。
>サービス一覧表のうち、対象コンテンツと提供要素を指定しご連絡いただければ別途お見積りいたします。
3. データ利用に関して、制限はありますか?
>本サービスの利用にあたっては、利用制限がございます。詳細につきましては、個別にお問い合わせください。
4. 過去データの取り扱いはありますか?
>APIでの取得については限定されますが、ご要望に応じて別途過去データをご用意できる場合があります(有償)。
5. 発電出力変換に必要な発電設備仕様とは何ですか?
>パネルの方位角・傾斜角や、定格容量などを指します(サービスご利用の際は、取扱説明書を別途お送りします)。詳細につきましては、個別にお問い合わせください。
6. クレジット決済には対応していますか?
>申し訳ございませんが、現時点では対応しておりません。
7. 個人で購入することは可能ですか?
>申し訳ございませんが、ENeAPIは法人向けサービスとなっております。
関連ニュース
・日射量・太陽光発電出力予測APIを提供開始
~任意地点の予測情報をAPIで容易に取得可能に~
(2020/08/06 日本気象協会ニュースリリース)
https://www.jwa.or.jp/news/2020/08/10704/
・日本気象協会、太陽光発電事業者向け「日射量・太陽光発電出力予測API」を拡充
~2022年4月のFIP制度開始に先駆け、2つの新機能を追加~
(2021/10/26 日本気象協会ニュースリリース)
https://www.jwa.or.jp/news/2021/10/14952/
・日本気象協会、エネルギー事業者向け総合APIサービス「ENeAPI」の提供を開始
~「日射量・太陽光発電出力予測API」を大幅拡充し、総合APIサービスとしてリニューアル~
(2022/02/03 日本気象協会ニュースリリース)
https://www.jwa.or.jp/news/2022/02/15763/
・日本気象協会、エネルギー事業者向け総合APIサービス「ENeAPI」を拡充
~洋上風力の導入拡大を見据え、風向風速予測・高潮予測・波浪予測の提供を開始~
(2022/03/14 日本気象協会ニュースリリース)
https://www.jwa.or.jp/news/2022/03/16093/
(※1)O&M事業…発電設備の設置後に運用管理(Operation)と保守点検(Maintenance)を行う事業のこと。
(※2)バランシンググループ…幹事となる新電力事業者が複数の新電力事業者をとりまとめ、グループ内でインバランス(計画した需要量と発電量の差)の融通、電源調達を行うことで、小売り電気事業の調達・需給管理業務の効率化を提供する機能。
(※3)アグリゲーター…特定卸供給事業者のことで、需要家エネルギーリソースや分散型エネルギーリソースを集約し、集約したリソースを活用したさまざまなサービスを提供する。
(※4)卒FIT世帯…太陽光発電のFIT制度(発電した電力を、電力会社が一定期間・一定価格で買い取ることを国が約束する制度)による10年の調達期間が終了した世帯。
(※5)レジリエンス…強靭性あるいは回復力。ここでは、分散リソースの連携により気象災害などの事象に適応していくことを指す。
※「ENeAPI」は日本気象協会の登録商標(登録第6574904号)です。